顔の脂肪吸引

ダイエットで、顔の皮下脂肪だけをねらって痩せさせることはできません。

頑張ってダイエットをして二重顎を無くそうとしても、顎以上に頬がこけてしまって

不健康なシルエットになってしまったり、痩せたくないところまで痩せてしまったりということがあります。

脂肪吸引であれば、部分痩せが可能になり、フェイスラインだけ、顎下だけ、

ほうれい線の上のたるみだけなど痩せたいところをデザインすることが可能です。

顔の皮下脂肪は、体の皮下脂肪に比べて薄いので、

体の脂肪吸引よりもデザインしやすく形が作りやすい特徴があります。

頬の脂肪吸引とは、フェイスラインの脂肪吸引のことです。

下膨れや四角い感じの輪郭、たるみの原因となる脂肪を吸引します。

耳たぶの裏の付け根のところに２mmほどの穴を開けて

そこから皮下脂肪を吸引します。脂肪中間層と呼ばれる脂肪を除去します。

この部分の脂肪を吸引するとボリュームが落ちるだけでなく、皮膚も引き締まります。

皮下にトンネルが無数にできるためそのトンネル部分にコラーゲンが生成されます。

皮下に作られたコラーゲン繊維が縮むことで皮膚の引き締まりが起こります。

顎の脂肪吸引では、二重顎の解消、耳の下の首の部分の余った脂肪、

フェイスラインの骨の下側に溜まった脂肪を吸引します。

二重顎が治るだけでなくて、皮下脂肪のせいで輪郭がぼやけているケースでは、

フェイスラインをクッキリとさせることが出来ます。

顎の脂肪吸引の特徴としては、のど仏付近まできっちり脂肪を吸うという点と、

広頸筋という筋肉の表面も裏面の深い部分もしっかり根こそぎ脂肪を吸引するという点です。

それをするには、首の解剖を熟知している必要があります。

当院では、日本専門医機構形成外科領域専門医が脂肪吸引を担当します。

また、使用する機材に関しては、厚生労働省の承認機器を使用しています。

専門的な確かな技術力があるからこそ可能になる施術です。

エラには、咬筋という噛み締めるための筋肉があります。

歯ぎしりのくせがある方、硬いものを好んで噛む方、

エラの骨の発達している方も、この筋肉が発達する傾向にあります。

咬筋が発達していると、四角い感じの輪郭になってしまいます。

そこで、この筋肉の収縮を緩めるためにA型ボツリヌス菌毒素を注射します。

エラにボトックス注射をすることによって、咬筋が４ヶ月から６ヶ月間収縮しづらくなります。

エラの筋肉の活動が抑えられることで、筋肉が痩せ、シュッとした輪郭へ導きます。

４ヶ月から半年ほど経過すると、再び筋肉は動き出します。

脂肪吸引をした後、さらなる小顔を目指したいという場合は、

４ヶ月に１回程のペースでボトックス注射のみ追加いただくことも効果的です。

こちらの施術は、４ヶ月に一度のペースで５回ほど繰り返し行うと

筋肉が廃用性萎縮を起こすので、容易に元には戻らなくなります。

脂肪吸引の施術を行う際は静脈麻酔を行います。

静脈麻酔という、眠る薬を点滴で流していきます。

点滴後、20秒から30秒ほどでぐっすりと眠ってしまいます。

その後に、脂肪吸引する箇所にチューメセント液という

特殊な麻酔薬を入れてから脂肪吸引します。

この方法をすることによって、眠っているあいだに手術が終了するため、

患者様は、痛みや恐怖を感じることなく手術をお受けになることができます。

手術が終了したら目覚めます。

その後は、1時間から2時間ほど、お休みいただいてから帰宅される方が多いです。

脂肪吸引手術後に使用する医療用のフェイスバンドをお渡ししています。

ご自宅にいる間は装着していただき、外出されるときは外して結構です。

食事や歯磨き、入浴の時も外していただいて結構です。

フェイスバンドは１週間装着していただきます。

手術後１週間から１ヶ月までは、睡眠時だけ圧迫をする必要があります。

フェイスバンドの目的は、手術早期のむくみや血の溜まりを予防するためです。

その為、装着しないと仕上がりが悪くなるといったことはありませんのでご安心ください。

抗生剤、鎮痛薬といった手術に必要な薬の代金は、手術料金に含まれています。

薬のセットを買う必要はありませんのでご安心ください。